【TBS 12月1日25時20分放送】奇跡の森~世界遺産候補地のリアル~

九州・沖縄エリアで放送された「奇跡の森〜世界遺産候補地のリアル」、関東では12月1日深夜25時20分TBSで放送予定です。

米軍へのインタビューなど、貴重な映像もあります。また、観光地としておなじみのアメリカンビレッジの観覧車の風景のある北谷町が米軍返還跡地問題としてどのような過去を抱えるのか、日本政府と米軍はどのような関係であるのかに迫っています。

IPPが調査で掘り起こした初出の文書などもあるのでぜひごらんください。

JNN九州沖縄ドキュメント『ムーブ』にて、米軍北部訓練場跡地の問題が取り上げられます。

2019年11月24日日曜日深夜26時25分よりRBC琉球放送で米軍北部訓練場跡地の問題を取り上げた番組が放送されます。現状を明らかにしたチョウ類研究家の宮城秋乃氏と共に、Informed-Public Project(IPP)代表の河村雅美が出演します。跡地問題の構造的背景等を話しました。(九州の他の放送局については右図を参照してください。

以下、番組HPより

2019年第22回『汚された奇跡の森~世界遺産候補地のリアル~』制作:RBC琉球放送 ディレクター:平田俊一

2020年の世界自然遺産登録を目指す沖縄・やんばるの森。ヤンバルクイナなど世界でここでしか見ることの出来ない多くの希少生物が住むこの森は、“奇跡の森”とも呼ばれる。その森の大部分は、2016年に約半分が返還されるまで米軍基地だった。「基地があったから開発されずに貴重な森が残った」。沖縄の米軍基地をめぐり、よく耳にする言葉だが―。

米軍北部訓練場に程近い東村に住むチョウ類研究家の宮城秋乃氏(41)。
彼女の日課は、やんばるに生息する昆虫や希少生物の研究・観察、そして米軍廃棄物の回収だ。 北部訓練場跡地には訓練弾や照明弾、ドラム缶からバッテリーまで実に様々な廃棄物がそのまま残されている。日米地位協定によって米軍は施設の返還にあたり、原状回復の義務が免除されているためだ。

米軍基地による環境汚染問題を長年調査してきたInformed-Public Project(IPP)の河村雅美代表は、日本政府の原状回復への対応の不備と、米軍の論理、そして返還された土地を早く開発したい地元自治体の三者三様の目論見が複雑に絡み合い、問題が顕在化していると指摘する。

世界自然遺産登録に向け官民あげて盛り上がりを見せるなか、決して目をそらしてはいけない“奇跡の森”のリアルを見つめる。

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