11月7日有機フッ素化合物汚染の学習会 @東京に沖縄からオンラインで話します

11月7日(土)にNPO 法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議の皆様の学習会で、 Informed-Public Project 代表 河村雅美が有機フッ素化合物汚染の沖縄の現状と取り組みについてお話します(zoom参加)。 

同会議の皆様は、多摩地域での水道水中の有機フッ素汚染の結果を受け、同地域での住民の血液中の有機フッ素化合物の濃度の調査を実施しました。先日その結果が報道されています(記事下にリンクあり)。
また、この結果をもとに、10月29日、環境省に提言書を提出しています。

以下、同会議からの案内を転載します。

フッ素樹脂加工や撥水性品、泡消火剤由来の地下水・水道水汚染
有機フッ素化合物問題を知ろう!

日時:2020年11月7日(土)午後2時~午後4時
参加費:無料(会場参加もyoutube視聴も)
場所:国分寺労政会館 第5会議室
東京都国分寺市南町 3-22-10 国分寺駅南口徒歩5分
youtube視聴ご希望の方は、国民会議(kokumin-kaigi@syd.odn.ne.jp)までご連絡ください。配信URLをお送りします

第二のダイオキシン問題ともいわれる有機フッ素化合物汚染。テフロン加工や撥水製品などに多用され、環境中で分解せず人体内でも蓄積しやすい性質から、一部は生産使用が規制されていますが、環境中や人体内の汚染が広まっています。特に軍事基地や空港など火災に使われる泡消火剤にも含まれており、沖縄の米軍基地周辺や、東京多摩地域の一部の地下水・水道水に、これら泡消火剤由来と疑われる深刻な有機フッ素化合物汚染が問題となってきています。

この度、国民会議では、多摩地域の中で水道水汚染が高かった、国分寺市と府中市の二つの浄水所の配水地域の住民の方を対象に、血液中の有機フッ素化合物の濃度の検査を実施。全国平均値と比べ2倍以上の値が検出されました。

そこで、今後の取り組みを考えるうえで、そもそも有機フッ素化合物とはどんな物質で、どのような有害影響が懸念されるのかなど基本的な問題を理解するための学習会を企画しました。また沖縄の米軍基地周辺の汚染に対する取り組み事例などの報告もあります。ぜひご参加ください。

スケジュール
午後2時~2時45分 「誰でもわかる有機フッ素化合物汚染問題のイロハ」
中地重晴教授 熊本学園大学社会福祉学部
2時45分~3時30分 「有機フッ素化合物汚染 沖縄での取り組みについて」
河村雅美さん(The informed-Public Project 代表)
3時30分~3時40分 「有害化学物質のバイオモニタリング制度の提言」
ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議
3時40分~4時00分 質疑応答

新型コロナ感染予防のため、通常の会場の定員の半数(70名)を上限として開催します。またyoutubeでのライブ配信も行います。この学習会は地球環境基金の助成を受けて実施されます。

案内チラシはこちら

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東京新聞2020年10月29日:【独自】有害物質の血中濃度が府中は2倍、国分寺は1.5倍 昨年、浄水所で指針値超え

毎日新聞2020年10月29日:有機フッ素化合物、多摩地域住民から高濃度検出 NPOが健康調査要請

参考記事
毎日新聞2020年10月22日[有料記事] 特権を問う 生活水源から発がん性物質 汚染源は米軍? 立ち入り調査に高い壁

※ 写真は、宜野湾市わかたけ公園。公園内の水がPFASで汚染されていることが判明したために立入り禁止になっている。公園内の池は、普天間飛行場の西側の湧き水シチャヌカーから水を引いている。The Informed-Public Project撮影。

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