. はじめに 2016年に沖縄県企業局から報告された嘉手納基地が汚染源と考えられるPFAS汚染。報告から8年がすぎて、汚染を示すデータや調査報道があっても、日米政府は認めようとしない。 この間、日米間で密かにこの件は幕引…
CATEGORY レポート
世界自然遺産登録後もなぜウォッチが必要か:日米政府の課題は克服されていない
世界自然遺産の1回目の2018年の登録延期(通称落選)の理由については、環境省が国際自然保護連合(IUCN)の技術評価書(以下、評価書)を元にした正確な引用をせずに説明してきたことや、メディアでの廃棄物報道が多くされてい…
環境省も沖縄県も知っていた:北部訓練場返還跡地に残されていたもの
北部訓練場返還跡地の状態と世界自然遺産登録の問題は、これまでに宮城秋乃さんの調査活動で明らかになり、Okinawa Environmental Justice Projectの国際発信で国際社会に届くようになりました。 …
沖縄県PFAS汚染マップと現状(2024年6月)
現在、全国的にPFAS汚染が検出されている報道が次々とでてきています。 沖縄県では、2016年に水道水を所管する県企業局から北谷浄水場の水源で、嘉手納飛行場由来と考えられるPFASが検出されてきたことが発表されたところか…
PFAS 食品安全委員会パブコメ 3/7〆切
内閣府食品安全委員会では、「有機フッ素化合物(PFAS)」の健康影響について、令和6(2024)年2月6日に開催した第928回食品安全委員会において評価書(案)をとりまとめました。現在、3月7日まで、意見・情報の募集(パ…
「オミクロンは軽症」言説をつくった沖縄県のコロナ政策(意見書)
沖縄県は、2023年3月10日、把握漏れしていた、新型コロナウイルス感染症による死亡者75人を発表し、死亡者の把握漏れが県の感染対策に影響した可能性を否定する報道がありました。 これは沖縄県の情報やデータに対する認識につ…
世界自然遺産 米軍との「合意文書」黒塗りに
「奄美大島・徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界自然遺産の登録の中で、沖縄島北部、やんばるの世界自然遺産については、登録後も問題が指摘 されてきました。 1回目、世界自然遺産への登録が叶わなかった主要な原因は、日本政府が…
「沖縄県疫学統計・解析委員会資料」を専門家が検証
「沖縄県疫学統計・解析委員会資料:解説および資料」(令和3年7月12~25日)を、徳田安春( 群星沖縄臨床研修センター)、渋谷健司(相馬市新型コロナウイルスワクチン接種メディカルセンター)、河村雅美(The Inform…
『科学』論文転載「『宮古島市におけるスクリーニングPCRの疫学的推定』に対する検証」
『科学』2021年7月号に掲載された論文「『宮古島市におけるスクリーニングPCRの疫学的推定」に対する検証」を岩波書店の許可を得て、以下内容を転載する。この論文については、別記事 “論文「『宮古島市におけ…
レポート「沖縄県新型コロナウイルス感染症政策決定過程の問題ーー透明性はなぜ必要か」
The Informed-Public Projectは、2021年7月19日づけで調査分析レポート「沖縄県新型コロナウイルス感染症政策決定過程の問題ーー透明性はなぜ必要か」をリリースした。 沖縄県の新型コロナウイル…
論文「『宮古島市におけるスクリーニングPCRの疫学的推定』に対する検証」(『科学』2021.7 )解説
論文「『宮古島市におけるスクリーニングPCRの疫学的推定」に対する検証」 2021年3月25日の宮古毎日新聞で、宮古島市長の公約である全市民検査が専門家の助言を経て、断念されたことが報じられていた(「限定的実施で検討/全…
沖縄県の専門家会議は2波の厚労省分析をどう解釈したのか:「議事概要」の功罪
IPPは、沖縄県への情報開示請求で「沖縄県におけるCOVID-19集団発生事例に対する対応の中間報告:2020年8月24日確定分までの解析」(沖縄県衛生環境研究所/厚労省クラスター対策班第2次沖縄派遣チーム)の文書におい…
沖縄県が新型コロナ感染拡大の端緒を黒塗りに
The Informed-Public Project(IPP)は、新型コロナウイルス感染に関して、米軍と市町村との情報交換について、また、沖縄県の医療関係者への情報共有の不十分さについてなどの調査を行ってきた。今回、I…
データからみる沖縄のPFAS汚染
2016年1月、PFOS、PFOAという、当時は聞き慣れない化学物質によって水源が汚染されていることを沖縄県企業局が発表してから5年が経ちました。5年の間に蓄積されたデータをビジュアル資料にまとめてみました。状況の整理な…
沖縄県による「新たな沖縄振興のための制度提言(中間報告)」への意見〜基地環境の側面から
「新たな沖縄振興のための制度提言(中間報告)」への意見 「新たな沖縄振興のための制度提言(中間報告)」への意見募集(パブリックコメント)がありましたので、12月26日、沖縄県に意見を提出しました。 2021年度で現行の沖…
11/7 ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議の学習会で講演しました
沖縄のPFAS問題の現状と取組み紹介 11月7日にダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議(以下「国民会議」)の有機フッ素化合物汚染の学習会で講演しました。 今回は、多摩地域での水道水中の有機フッ素汚染の結果を受け、同…